
子どもの運動会、無事に終わりましたね。
がんばって走った姿、大きな声で応援した声、思わず涙がにじんだあの瞬間…。
そんな一日を思い返して、「この気持ち、何かの形で残しておきたいな」と思ったことはありませんか?
そんな時にぴったりなのが、「感想文」です。
とはいえ、「何を書けばいいの?」「文章にするのは苦手かも…」と感じる方も多いかもしれません。でも、大丈夫。
うまく書くことよりも、あなたの言葉で“その時の気持ち”を伝えることのほうが、ずっと大切なんです。
この記事では、「親が書く運動会の感想文って、どう書いたらいいの?」という疑問にやさしくお答えします。
書く意味や、思い出しやすい場面のヒント、スラスラ書ける構成のコツなどを、ていねいに紹介していきます。
読み終わるころには、「よし、書いてみよう!」と思っていただけるはず。お子さんの大切な一日を、あなたの言葉で未来に残してみませんか?
- 親が運動会の感想文を書く意味とは
- 感想文を書く前に思い出しておきたい場面
- 親の感想文の構成と書き方のコツ
- 年代別:運動会の感想文の具体例
- 運動会を通して見える子どもの心の成長
- 感想文を記念・共有に活用する方法
親が運動会の感想文を書く意味とは

子どもの頑張りを振り返る機会になる
運動会は、子どもにとって一年の中でも特別なイベントです。
暑さや寒さの中で行われる練習、時には悔しさに涙する日々、そして本番での達成感。そのひとつひとつが子どもを成長させてくれます。
そして、そんな姿を間近で見守ってきた親にしか書けない言葉があります。
感想文を書くことは、子どもがどのように努力し、困難を乗り越えてきたかをあらためて確認し、受け止める行為でもあります。
それは子育ての軌跡を再認識する大切な時間になるのです。
また、書くことによって親自身が成長を感じ、感謝や誇らしさを再確認できます。日々の忙しさの中では気づけなかった子どもの姿が、文字にすることで鮮やかに蘇ることでしょう。
家族の思い出として記録に残せる価値
感想文は、運動会という一日を思い出にとどめるだけでなく、将来振り返ったときに家族全員が感動を共有できる「心のアルバム」としての役割を果たします。
たとえば、小学校1年生で初めてのかけっこに挑戦した日、中学生になって責任ある立場でチームをまとめた日。
それぞれの運動会には、家族にとってのドラマが詰まっています。
それを文字にしておくことで、成長の証として形に残すことができます。
書いた感想文をアルバムに添えたり、家族で読み返したりすることで、コミュニケーションが生まれ、親子の絆がさらに深まるでしょう。
何年たっても色褪せない「親のまなざし」を残す方法としても、感想文は価値あるツールです。
感想文を書く前に思い出しておきたい場面

感動した瞬間や心に残ったシーン
まず感想文に入る前に、運動会当日の印象的だった瞬間を思い返してみましょう。
リレーでの接戦、最後まで踊りきったダンス、思わず涙がこぼれた応援合戦の場面など、感情が大きく動いた場面こそ、読者の心に響く要素になります。
また、場面を描写する際には、五感を使った表現が効果的です。
「秋晴れの空の下、風を切るように走る姿がまぶしかった」「大きな声援に包まれて、涙をこらえながら手を振った」など、体験を共有するような書き方が親しみやすさを生みます。
子どもの一生懸命な姿や成長の兆し
運動会の当日だけでなく、練習期間中の様子にも目を向けてみましょう。
毎日汗をかきながら帰ってきた日々、失敗して落ち込んでいた様子、前日は不安そうにしていたけれど、当日は堂々としていたこと。
こうした姿から見える「成長の芽」は、どんな成果よりも尊いものです。
特に、周囲との関わりや言動から見える変化は、子どもの社会性や精神面の成長を感じ取るきっかけにもなります。
ひとつひとつの小さな出来事をていねいに思い出すことで、感想文に深みが増していきます。
親の感想文の構成と書き方のコツ

導入・本文・結論の基本構成
感想文を書く際には、「導入」「本文」「結論」の3部構成を意識しましょう。
- 導入では、その日の天候や運動会全体の印象などを簡潔に書きます。「秋晴れの空のもと、子どもたちの笑顔が輝いた運動会でした」といった出だしで、雰囲気を伝えることができます。
- 本文では、印象に残った出来事や心に響いた瞬間を中心に書き進めましょう。時系列でまとめたり、テーマ別(競技・応援・チームワークなど)に整理したりすると、読みやすくなります。
- 結論では、子どもに対するメッセージや、自分が学んだこと、感謝の気持ちなどを素直に表現しましょう。「あなたの頑張る姿に、私も励まされました。これからも一緒に成長していこうね」といった言葉で締めくくると、温かい印象になります。
感情を込めたエピソードの盛り込み方
感想文を印象的にするためには、「感情」を軸にして書くことが何よりも重要です。
ただの事実だけでは、読み手の心に残りにくいため、自分自身がどう感じたかを具体的に盛り込むようにしましょう。
たとえば、「徒競走で転んでしまったけれど、泣かずに最後まで走りきった姿に、胸が熱くなりました。悔しさを力に変えるあなたの強さに感動しました」など、シーンごとに気持ちを重ねて表現すると、よりリアルな感想文になります。
また、数字や結果にとらわれず、目には見えない成長や努力をしっかりと見つけて書くことも、親の感想文ならではの視点です。
上手く書こうとするよりも、自分の言葉で、正直な気持ちを表現することが大切です。 書くことで初めて気づく感情もあるかもしれません。
時間が経ってから読み返しても、「このとき、こんなふうに感じていたんだな」と思えるような文章を目指してみてください。
年代別:運動会の感想文の具体例

幼稚園児向けの親の感想文例
幼稚園児の運動会は、はじめての集団活動ということも多く、親として感動する場面がたくさんあります。
「お遊戯で笑顔を見せてくれた瞬間がとても印象的でした」「かけっこで転んでもすぐに立ち上がってゴールを目指す姿に成長を感じました」といったように、小さなチャレンジに対する子どもの頑張りを具体的に書くことが大切です。
また、親としての気持ちも添えて「家で一生懸命練習していた姿を思い出し、胸が熱くなりました」のように、家庭での努力と当日の成果のつながりを意識して書くと共感を得やすくなります。
さらに、「朝の支度が自分でできるようになっていたことにも驚かされました」と、当日の準備や行動面の変化にも注目すると、より一層リアリティのある感想文になります。
感想文の締めくくりには、「来年の運動会ではどんな姿を見せてくれるのか、今から楽しみです」といったように、未来への期待感を表現すると文章に前向きな印象を与えることができます。
小学生・中学生の親の感想文例
小学生・中学生になると、競技の内容が本格的になり、勝ち負けへの意識も高まります。
そのため、「リレーで仲間とバトンを繋ぐ姿に、チームワークの大切さを改めて感じました」や「失敗して悔しがる姿も、自分と向き合う力が育っている証拠だと思いました」など、子どもの内面に注目した感想が適しています。
加えて、「昨年よりも堂々とした姿を見て、成長の積み重ねを感じました」といった継続性や、学校全体の雰囲気に触れることで感想文に深みが出ます。
「応援団として後輩を引っ張る姿を見て、頼もしさを感じました」「徒競走での順位に一喜一憂する姿を見て、心の柔らかさもまた大切だと感じました」といった具体的な行動も織り交ぜてみましょう。
また、「先生方の熱意や準備にも感謝の気持ちを感じました」と、運動会を支える人々への言及を加えることで、文章に厚みが増し、感謝の心も伝わりやすくなります。
運動会を通して見える子どもの心の成長
友達との協力で育つ社会性
運動会は、仲間と力を合わせる経験を通じて、協調性やリーダーシップが育つ機会でもあります。
親の視点からは、「友達と作戦を立てながら綱引きに挑む姿を見て、集団の中での役割意識が芽生えていると感じました」といった形で、社会性の発達を具体的な場面とともに記録するのがおすすめです。
また、「友達を応援している声が大きく響いていて、思いやりや仲間意識の強さを感じました」といったように、競技以外の行動も評価することで、子どもの多面的な成長が伝わります。
「赤白の垣根を越えてハイタッチを交わす場面を見て、競争だけではない運動会の価値を実感しました」と記述することで、相互理解の芽生えにも注目できます。
子どもたちが練習期間中に交わした会話や、放課後に自主的に練習していたエピソードを加えると、より感情のこもった感想文になります。
緊張や失敗を乗り越える力
運動会では、成功体験だけでなく、失敗や緊張も重要な学びの機会になります。
「出番前に不安そうな表情をしていたけれど、本番ではしっかりと演技をやり遂げた姿に、挑戦する勇気と心の強さを見ました」といった表現で、精神的な成長に注目した感想が心に響きます。
「競技で思うようにいかず涙を流していたけれど、最後まで諦めなかった姿に感動しました」のように、挫折を乗り越える経験にも価値があることを言葉にすることで、より深いメッセージを込めることができます。
さらに、「出番を間違えそうになり慌てていたけれど、先生の助けを借りて冷静さを取り戻していた」といった一場面を添えると、緊張をどう乗り越えたかがより明確になります。
成長は一瞬ではなく積み重ねによるものだということを、文章で伝えるのがポイントです。
感想文を記念・共有に活用する方法
SNS・ブログでの共有アイデア
せっかく書いた感想文は、家族や友人と共有することで、子どもの成長の喜びを広げることができます。
SNSやブログでは、「今日は◯◯の運動会でした。かけっこでゴールを目指す姿に、まっすぐな気持ちを感じました」といった短いメッセージでも十分に心を打ちます。
また、写真や動画と一緒に感想文の一部を添えると、見る人の印象に残りやすくなります。「去年の映像と比べてみたら、走り方が全然違っていてびっくり!」「演技中にチラッとこっちを見て笑ってくれた瞬間が忘れられない」など、親目線ならではのエピソードが喜ばれます。
コメント欄で他の保護者と交流することもでき、「うちも似たようなことがありました」「うちの子も応援が苦手だったけど頑張ってました」など、共感の輪が広がるのも大きな魅力です。
印刷やアルバムで思い出を形に残す
デジタルだけでなく、感想文を印刷してアルバムに貼ったり、フォトブックにまとめたりするのもおすすめです。
家族の記録として残すことで、将来の宝物になります。「写真と一緒にその日の思いを文字で残しておくと、後で読み返したときの感動が蘇ります」など、記録としての価値が高まります。
また、運動会のたびに感想文を残す習慣があれば、「去年はこんなふうに感じていたんだ」と、親自身の心の変化にも気づけるようになります。
さらに、子どもが成長したときに読み返してもらうことも可能です。「自分が頑張った記録を大人になってから見返すことができるって素敵ですね」といった気持ちを伝えることで、感想文が未来への贈り物にもなります。