
セルフスタンドで給油中、うっかり服にガソリンがついてしまった…そんな経験はありませんか?
強いニオイやシミが残るだけでなく、取り扱いを間違えると火災の危険もあるため、焦って水洗いするのはNGです。
この記事では、服についたガソリンの汚れを安全かつ効果的に落とす方法を、家庭でできる手順付きで紹介します。
中性洗剤・重曹・ベンジン・薬用アルコールなど、身近なアイテムを使ってニオイも汚れもスッキリ。
さらに、革やスウェードなど素材別のケア方法、手についたときの対処法、再発を防ぐ予防策まで丁寧に解説します。
焦らず正しい手順を踏めば、お気に入りの服をあきらめる必要はありません。
この記事を参考に、ガソリン汚れを安全に落として快適に過ごしましょう。
- 服にガソリンがついたらまず確認すべきこと
- ガソリン汚れの基本的な落とし方【自宅でできる4つの方法】
- 【素材別】服についたガソリン汚れの落とし方
- 手についたガソリンのニオイをすぐ取る方法
- ガソリン汚れを防ぐための予防策
- まとめ|服についたガソリン汚れは自宅で落とせる
服にガソリンがついたらまず確認すべきこと

うっかり服にガソリンがついてしまったとき、焦ってすぐに洗おうとしていませんか?
実は、ガソリンがついた衣類は正しい手順で処理しないと火災や変色のリスクがあるため、まずは落ち着いて確認することが大切です。
水洗いできる素材かどうかをチェックする
最初に行うべきは、服の洗濯表示タグを確認することです。
中には、水洗いすると縮んだり、色落ちしたりする素材もあります。
以下のようなマークがついている場合は、自宅で洗わずクリーニング店に依頼しましょう。
| 洗濯マーク | 意味 |
|---|---|
| ✖ 水のマーク | 水洗い不可 |
| ✖ 手洗いマーク | 手洗い不可(デリケート素材) |
| ドライマーク | ドライクリーニング推奨 |
ガソリンは油性汚れの一種なので、無理に水洗いすると繊維の奥にしみ込んでしまうこともあります。
少しでも不安があるときは、プロに相談するのが安心です。
火気厳禁!作業前の安全対策を忘れずに
ガソリンは非常に揮発性が高く、引火の危険がある物質です。
洗う前に必ず火の気のない場所で作業し、できるだけ風通しの良いところで行いましょう。
また、洗濯機にすぐ入れるのはNGです。
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| すぐに洗濯機に入れる | 臭いが洗濯槽に移る危険あり |
| ガスコンロの近くで洗う | 引火の恐れがある |
| 室内で乾かす | ガソリン臭が部屋にこもる |
まずは日陰で乾かし、完全に揮発させることが第一ステップです。
ガソリン汚れの基本的な落とし方【自宅でできる4つの方法】

ここからは、家庭でも安全にできる4つのガソリン汚れの落とし方を紹介します。
どの方法も火気厳禁で、十分な換気をして行うのがポイントです。
中性洗剤で落とす方法
もっとも手軽で安全なのが、中性洗剤を使った方法です。
家庭用洗剤でOKなので、特別な道具を用意する必要はありません。
| 用意するもの | ポイント |
|---|---|
| たらい・ぬるま湯・中性洗剤 | お湯は40℃以下で |
まず、服についたガソリンを火の気のない場所でよく乾かします。
次に、ぬるま湯に中性洗剤を数滴入れて5分ほど浸け置きします。
汚れ部分を中心に優しく揉み洗いし、水が透明になるまで何度かすすぎましょう。
仕上げに通常の洗濯コースで洗えば完了です。
洗濯表示を必ず確認し、使用NGな素材には使わないよう注意してください。
重曹でニオイを吸着させる方法
重曹はガソリンのニオイ対策に効果的です。
洗濯前に重曹を使ってニオイを吸着させておくことで、他の洗濯物への臭い移りを防げます。
| 用意するもの | 手順 |
|---|---|
| 重曹・ビニール袋 | 服を袋に入れ、重曹をまぶして2〜3日置く |
時間をおいたあと、手洗いまたは洗濯機で洗えばOK。
重曹には食用と薬用がありますが、汚れ落としには薬用タイプを選びましょう。
ベンジンを使うときのコツと注意点
油汚れが強い場合は、ベンジンを使うと効果的です。
ただし、ベンジンは非常に引火性が高いため、必ず屋外または換気の良い場所で使用してください。
| 用意するもの | 注意点 |
|---|---|
| ベンジン・ゴム手袋・布 | 火気厳禁・換気を徹底 |
布にベンジンを染み込ませ、汚れ部分を軽く叩くように落とします。
その後は風通しの良い場所で陰干しして乾かしてください。
薬用アルコールで代用する方法
ベンジンがない場合は、薬用アルコールでも代用できます。
手順はベンジンと同じで、布に染み込ませて叩き洗いするだけです。
アルコールも揮発性が高いため、作業中は窓を開けて換気を忘れずに行いましょう。
| 使用液 | 特徴 |
|---|---|
| ベンジン | 強力だが引火性が高い |
| 薬用アルコール | ややマイルドで扱いやすい |
どちらの場合も、必ず乾かしてから洗濯機に入れることを忘れないようにしましょう。
【素材別】服についたガソリン汚れの落とし方

服の素材によって、ガソリン汚れの落とし方は少しずつ異なります。
ここでは、革製・スウェード・デリケート素材の3タイプに分けて、最適な対処法を紹介します。
革製の服に付いたガソリン汚れの落とし方
革製品にガソリンがつくと、シミが残りやすく焦ってしまいますよね。
しかし、正しい方法を知っていれば、自宅でもケアが可能です。
| 用意するもの | ポイント |
|---|---|
| シャンプー・布・ぬるま湯・ドライヤー | 水を使いすぎない |
まず、洗面器にぬるま湯を張り、シャンプーを小さじ1〜2杯溶かします。
布をそのお湯に浸してよく絞り、汚れ部分をやさしく拭き取りましょう。
水分が残ったままだとカビの原因になるため、最後はドライヤーの冷風でしっかり乾かします。
革は熱に弱い素材なので、熱風ではなく冷風を使うのがコツです。
スウェード素材のガソリン汚れの落とし方
スウェードは水分を吸いやすく、シミが残りやすい素材です。
ガソリン汚れが付いたら、まずベビーパウダーを活用しましょう。
| 用意するもの | 手順 |
|---|---|
| ベビーパウダー・粉石けん・布 | 軽く叩くように処理する |
ガソリンのついた部分にベビーパウダーをふりかけ、1時間ほど放置して油分を吸着させます。
その後、40〜50℃のお湯に粉石けんを溶かし、布に含ませてポンポンと叩くように汚れを落としましょう。
しっかり乾かすために、陰干しまたは扇風機を使うのがおすすめです。
スウェードは摩擦にも弱いので、こすらず優しく扱うのがポイントです。
デリケート素材の服はクリーニングに出そう
シルクやウールなどのデリケート素材は、自宅で洗うと縮みや変色の原因になります。
ガソリンのような油性汚れはドライクリーニングの得意分野なので、迷わずプロに任せましょう。
| 素材 | おすすめの対応 |
|---|---|
| シルク・ウール | ドライクリーニング必須 |
| ポリエステル | 軽度の汚れなら自宅ケア可 |
| ナイロン | ベンジンやアルコール使用可 |
無理に洗うよりも、プロの技術で安全に落とす方が服を長持ちさせられます。
手についたガソリンのニオイをすぐ取る方法

服だけでなく、手にガソリンがついてしまうこともありますよね。
強い臭いが残ると気分が悪くなることもあるため、早めのケアが大切です。
オリーブオイルとハンドソープで落とす手順
ガソリンは油性のため、水だけではなかなか落ちません。
ここで使うのがオリーブオイルです。
| 用意するもの | ステップ |
|---|---|
| オリーブオイル・ハンドソープ・ハンドクリーム | なじませてから洗う |
手にオリーブオイルを数滴たらし、全体によくなじませます。
そのままハンドソープで洗うと、ガソリンの油分と一緒に汚れが落ちやすくなります。
仕上げにハンドクリームを塗って、乾燥や手荒れを防ぎましょう。
オイルで溶かして、石けんで落とすのがポイントです。
肌を守るためのケアと注意点
ガソリンや灯油が肌についたまま放置すると、乾燥やかぶれの原因になります。
洗った後は必ず保湿し、異常がある場合は皮膚科を受診しましょう。
| 症状 | 対応 |
|---|---|
| 赤み・かゆみ | 流水で洗い流し冷やす |
| ヒリヒリする | 刺激の少ない保湿剤を塗る |
| 痛みが続く | 皮膚科で相談 |
作業中はゴム手袋を使い、ガソリンが直接皮膚に触れないようにすることも大切です。
ガソリン汚れを防ぐための予防策

ガソリン汚れは、正しい方法で落とせますが、そもそも「つけない工夫」をしておくのが一番の対策です。
ここでは、給油時に気をつけたい服装や、家庭でできる簡単な予防法を紹介します。
給油時に気をつけたい服装と立ち位置
セルフスタンドでの給油中、服につく原因の多くは給油ノズルの跳ね返りやこぼれです。
以下のポイントを意識するだけでも、ガソリンの汚れがつくリスクを大幅に減らせますよ。
| 注意ポイント | 対策 |
|---|---|
| 袖や裾が長い服 | まくる・結ぶなどして短くする |
| ノズルを抜くときの姿勢 | ノズルを上向きにせず、水平に保つ |
| 風の強い日 | 風下に立たない |
| 香水・柔軟剤の強い服 | ガソリン臭と混ざりやすいので避ける |
また、冬場など静電気が起きやすい時期は、給油前に静電気除去シートに触れておくことも重要です。
静電気が原因で火花が散ることもあるため、給油時の安全対策は徹底しましょう。
家庭でできるニオイ・汚れ防止の工夫
衣類にガソリン臭が残ると、不快なだけでなく、室内にニオイが移ることもあります。
次のような簡単な習慣で、ニオイや汚れの付着を予防できます。
| 方法 | 効果 |
|---|---|
| 給油後すぐに服を干す | 揮発成分を早く飛ばす |
| 重曹スプレーを常備する | 消臭・吸着効果 |
| 専用の給油用アウターを用意する | 普段着への汚れ移り防止 |
| 洗濯槽を月1回空回し洗浄 | 臭い移り防止 |
これらを意識することで、ガソリン汚れに悩まされる回数をぐっと減らせます。
予防こそが、最も簡単で確実な「汚れの落とし方」なのです。
まとめ|服についたガソリン汚れは自宅で落とせる
ここまで、服についたガソリン汚れの落とし方や注意点について解説してきました。
最後に、この記事のポイントを整理しておきましょう。
落とし方のポイントをおさらい
服についたガソリンは、焦らず段階的に対処するのがコツです。
| 手順 | ポイント |
|---|---|
| ① 乾かす | 揮発させて安全を確保 |
| ② 中性洗剤または重曹で洗う | ニオイを吸着・除去 |
| ③ ベンジン・アルコールで仕上げ | 強い油汚れを分解 |
| ④ しっかり乾燥させる | 臭い戻りを防ぐ |
素材ごとに適した方法を選ぶことで、衣類を傷めずに清潔さを取り戻せます。
安全に作業してお気に入りの服を長持ちさせよう
ガソリンや灯油の汚れは、扱い方を間違えると火災や健康被害につながる恐れがあります。
必ず火気のない場所で換気を十分に行いながら作業しましょう。
そして、もし落としにくい汚れや高価な素材の服の場合は、無理をせずクリーニングに依頼するのが安心です。
正しい知識と丁寧なケアで、お気に入りの服を長く大切に使っていきましょう。